最近特に寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
わたくしマルヤマは、脂性肌ゆえ夏と比較すると肌の調子がとてもいい毎日が続いております(笑)
日本人には乾燥肌の方が多いと何かで見かけたことがありますが、はたして本当なのでしょうか・・・ともあれ乾燥肌の方にはお辛い季節かと思います。
体調も崩しやすい季節ですので、お互い気を付けてこの冬を乗り越えていきましょう。
さて、前回は30代からのエイジングケアが大切だとお伝えしましたが、今回はその理由をさらに深掘りしていきたいと思います。
結論から言うと、エイジングケアの本質とは「ターンオーバー(肌の生まれ変わり)」を整えることに他ならない、と考えております。
▼そもそもターンオーバーとは?
私たちの肌は、日々静かに、そして確実に生まれ変わっています。
この仕組みを「ターンオーバー」と呼びます。
肌は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」という層で構成され、その中でももっとも外側にある「表皮」は、さらに4つの層に分かれています。
そのいちばん奥、「基底層」では常に新しい細胞が誕生しています。
生まれた細胞は、ゆっくりと上へ上へと押し上げられ、途中で形や性質を変えながら、最終地点である「角層」へと到達します。
角層まで来ると、肌を守るバリアとして働いたあと、やがて古い角質や垢として剥がれ落ちていきます。
「生まれる → 育つ → 働く → はがれる」が滞りなく続くことで、肌は常に健康的で、明るくなめらかな状態を保てます。
また、基底層の下にある「基底膜」は真皮とつながっており、肌が健やかに育つための栄養を届けたり、老廃物を排出したりする重要な役割も担っています。
つまり、ターンオーバーが正しく行われているということは、表面だけではなく“肌の内部環境そのものが整っている”という状態なのです。

▼なぜ30代から意識すべきなのか?
30代になると、コラーゲン・エラスチンの減少皮脂分泌の低下ストレス・睡眠不足の蓄積ホルモンバランスの変化などにの影響により、ターンオーバーの速度が徐々に遅くなると言われています。
実は、加齢による肌悩み(乾燥、くすみ、小じわ、ハリ不足)が表面化する根本原因は、このターンオーバーの乱れにあります。
だからこそ、まずは ターンオーバーが正しく行われる環境づくり が何よりも大切です。
▼エイジングケアとは「特別なこと」をすることではない
“エイジングケア”というと、高価な美容液や特別な成分が必要と思いがちですが、実はそうではありません。
もちろん、年齢とともに皮脂量の減少や乾燥が気になってきたら、エイジングケア専用のアイテムを取り入れるのもひとつの選択です。
しかし30代前半の多くは、必ずしも“エイジングライン一択”というわけではなく、自分の肌状態にフィットした基本ケアを続けることのほうが重要です。
結局のところ、ターンオーバーを整えるには正しい保湿紫外線対策過度な摩擦を避ける肌に合ったアイテムを継続するという“毎日の積み重ね”が必要で、これこそがエイジングケアそのものでもあります。
いかがでしたでしょうか。
何をすればエイジングケアになるのか、難しく考える必要はありません!
毎日欠かさずスキンケアを行い、肌のターンオーバーを乱さないように過ごす。
それだけで、5年後、10年後の肌に大きな差が生まれます。
エイジングケアは特別なことを「足す」よりも、毎日のケアで肌の生まれ変わりを「整える」こと。
それこそが、30代のスキンケアにおける本質なのだと思っております。
一緒に、日々のケアを欠さずおおこなってお肌を労わっていきましょう!
